カルミアスタッフのブログ

2021/08/13

終戦記念日

日本人にとって8月15日は、

第ニ次世界大戦で失われた

多くの犠牲者を悼み、

より平和を願う日ですね。

 

今や日本は、戦後生まれが

人口の大半を占めていて、

戦争の記憶が失われていく時代に

なりつつあると言われています。

 

起こった悲劇、

その悲劇を

二度と繰り返さないためにも

戦争そして原爆は

語り継いでいかなければならないと

感じます。

 

私は島根県出身で

広島が地元ではありませんが

戦争や原爆は、

授業や修学旅行などで教わり

触れてきています。


そして私の身近な人や身内が

戦争と原爆を経験していて

小さな頃から

実際の写真を見たり、

実体験を聞きながら

育ってきました。

 

その一人が私の大叔母です。

大叔母は当時島根県で

看護師をしていました。
名前は江角清香と言い

当時21歳でした。


原爆投下後すぐに、

看護師として広島に派遣され

そこで被爆しています。

 

目一杯の放射能を浴び、

頭髪や体中の

全ての毛が抜け落ち、

吐き気や下痢と

得体の知れない苦しさに

襲われたそうです。


一命を取り留め、

目立った後遺症はなかったものの

結婚後も子供を授かることを

断念しています。


自身が大量の

放射能を浴びたことで、

授かった子供への影響は

ゼロではないからです。

 

大叔母は当時の写真を

大切に保管していて、

私達姉弟に当時の悲惨さを

わかりやすく教えてくれたのを

今でも覚えています。

 

大叔母は享年80歳でした。

大叔母の供養になればと、

私が広島に越してすぐ

原爆死没者名簿に

大叔母の名前を登載し、

広島平和都市記念碑

(原爆死没者慰霊碑)に

奉納いたしました。

 

現在何不自由なく

生活できる今があるのも

当時の大きなたくさんの

犠牲の元だということは

忘れてはいけません。

 

「8.15」の意味を

空虚なものにしないために

何が求められるのかと、

ディスカッションの場面を

テレビで見たことがあります。


その中で私が思ったことは
「感謝の心を養う」

ことでした。

 

風化させないために

語り部の方々や

団体の方々がたくさんの

努力をなさっていますが、

その努力を

無駄にしないためにも、

普段から感謝の気持ちを

自身で感じることが

必要だと思うのです。

 

ありがとう ごめんなさい
この言葉を心から言える人は

果たしてどのくらい

存在するでしょうか?

 

自分のお陰、当然だ、など

何事にも慢心的な考えを

持ってる人がいるとしたら、

そういう人が

戦争を起こしたり、

世の中を不幸に導くのだと

私は思います。

 

人は一人では生きていけません。
人と人の間に

存在する動物だから

「人間」と

名付けられたぐらいなので、

人一人の力は

微力だということを

認める必要があると思うのです。

 

世の中が便利になる中で

大切な物を忘れず

これからも世の中が

平和であることを願い続けます。

calmia 堀江春美