カルミアスタッフのブログ
「小善は大悪に似たり、
大善は非情に似たり」
皆様はこの言葉の意味を
ご存知ですか?
これは、
善意からのおこないであっても
自己満足に繋がる小さな善行は
結果として人のためにならない。
対して、
心から相手の幸せを考えた
大きな善行は場合によっては
厳しい言葉や突き放した行動を
伴うため非情であると
捉えられてしまう
という意味の言葉です
例えば、
水を手に入れることが
困難な地域の人々への対応で
A.半年分の水を持って行く
B.半年間で井戸を作る
皆様はどちらを選びますか?
Aだと人々はすぐに
水を飲むことができますが
水の確保が困難であることの
根本的な解決にはなりません
良かれと思って行動したことが
結果として相手のために
ならないことがあります。
これが小善大悪に似たりなのです。
本当に人々のためを思うなら
水を持っていくのではなく
井戸を作り、
今後水を確保しやすい環境を
整えるBが
未来に繋がるのでは
ないでしょうか?
何が本当に相手のためなのか、
目先ではなく
今後の未来を見据えて
考えることが大切です
しかし、人の為と思い
善意が行き過ぎてしまうと
それは偽善に変わります。
何が必要で何が不要なのか、
必要に応じて
取捨選択ができるように
見極める力を
養っていきたいです
サポートデスク 山崎瑞萌