カルミアスタッフのブログ

2018/11/25

界面活性剤=悪いもの?

先日お客様より

お問い合わせをいただきました。

「そちらの商品には

界面活性剤が入っているのよね?

肌に良くないから使えないわ」

 

石油系合成界面活性剤の

恐ろしさが

よく知られるようになった反面

【界面活性剤=悪いもの】

と誤解なさる方がいらっしゃいます。

 

界面活性剤とは

「本来溶け合うはずのない

油と水の間を取り持って

溶けたような状態を作るもの」

のことをいいます。

 

界面活性剤を使用した

実験を行ってみました。



これは油に食紅で色をつけた

水を入れたものです。

 

これをいくら混ぜても



このように

溶け合うことはありません。

 


ですがここに界面活性剤を加えると



このように大部分が溶け合い

混ざったような状態になります。


今回使用した界面活性剤は

「卵黄」です。


卵黄に含まれる

卵黄レシチンは

有名な天然由来の界面活性剤です。

 

マヨネーズを作るとき

本来混ざらない油と酢が

混じりあうのは

この卵黄レシチンのおかげです。

 

油と水は溶け合わない。

であれば

メイクや皮脂などの油分汚れを

水で落とそうと思えば

界面活性剤が必須なことは

お分かりいただけるのでは

ないでしょうか。


界面活性剤は

現代に生きる私たちにとって

実は必要不可欠な存在なのです。


現在、界面活性剤の種類は

数千種にも上ると言われています。


その原料や製法により

効果や人体・環境への影響は様々です。

 

もちろん弊社取り扱い商品も

体や環境に害のない

天然由来の界面活性剤を

使用しております!

 

界面活性剤=悪いもの

という概念にとらわれず

何が良くて

何が有害なのか見極め

害のない界面活性剤と

上手く付き合っていきましょう。

 

calmia 佐藤麻奈美